ぱぐもんのOCD日記

強迫症(強迫性障害)と生きる30代女性のいろいろ

現在のERPセラピーにたどり着くまで

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私のOCDがひどくなったのは高校生の時(高3くらい)でしたが、今考えると小学生の時から強迫症っぽい傾向があったなと思います。

現在30歳なので、もうOCDになって15年くらい経つということになります。

今日は、高校〜今の治療にたどり着くまでを振り返ってみたいと思います。

 

高校

  • 摂食障害でお世話になった心療内科(東京)に通うが、OCD専門ではなかったため薬物療法になる。
  • 副作用で眠くなり過ぎ+あまり効き目を感じられなかったため、途中で止める。

大学

  • 関東から離れて大学生活に慣れるのでいっぱいいっぱい。
  • 渡米まで治療は受けないが、学校にはなんとか行けるくらいの症状。
  • この時の主な症状は、不潔恐怖と加害恐怖。

ニューヨーク(2009年〜)

  • 生活に慣れるのに必死+新しい環境で刺激的で、自分がOCDであることを少し忘れていた(OCDだということを考えないようにしていた)くらい。
  • 最初に住んだ家には洗濯機がなくて、近所のコインランドリーで洗濯ができていた。
  • 色々なハプニングが起こり、強迫行為をしているような余裕がなくなった(これは良かったかも!)
  • ニューヨーク2年目で、マンハッタンで過呼吸になり病院に運ばれる。この時は、パニック障害とは分からず、何か身体に問題があるのではないかと思い、2ヶ月間日本へ。結果、どこも悪いところは見つからず、心因性と判明。
  • もう少し自分に合った環境で好きな勉強をしたいと思い、ニューヨークからハワイへ引っ越すことを決める。

ハワイ(2011年〜)

  • 製菓の勉強をするためにカレッジに入るが、最初のボランティアで大量のチキンを調理することになり、苦痛になる。(この時のOCDは、加害恐怖で洗剤や生ものがダメ)
  • 実習がメインの学部は難しくなり、学部変更して卒業。

サンディエゴ(2013年)

  • 最初に住んだ家(1部屋だけ借りてた)に猫がいて、不潔恐怖が悪化する。
  • 勉強していても、集中できないことが多々あり。
  • この後半年ハワイに住んで、日本へ一時帰国。

日本一時帰国(2014年)

  • OCD専門のクリニックへ。ここで初めてERPによる治療を受ける。
  • 何回か曝露をして多少症状はよくなったものの、ある時先生にちょっとキツいことを言われて、落ち込んでしまう。
  • ハワイに戻ることが決まっていたので、継続的に治療を受けられず終了。
  • 「ERPに失敗した」という記憶が残ってしまって、ここから5年間は治療できず。

ハワイ(2015年〜現在)

  • 週5日で長時間労働、責任のある仕事になり、仕事の日はその日を終えるので精一杯、休みの日は疲れを回復するだけのような生活になる。
  • 2016年に離婚(2015年に結婚)して、経済的にも余裕がなく、働かないと生きていけず必死。その一方、OCDの症状(そして種類)は増える一方。
  • 2020年4月、働いているホテルがコロナウイルスの影響で一時営業停止になり、時間的にも余裕がでてくるようになる。ある日、いつものごとくintrusive thoughts(侵入思考)に悩んでいて(この日は本当にひどかった)何もできなくなっていた時に、今お付き合いしている彼から「OCDの治療、また受けてみたら?」と提案される。
  • ネットで色々調べたものの、今住んでいる島にはOCDを専門にしているカウンセラーはいない(ホノルルでは見つけたけど、飛行機で通うことになってしまう)。そこで、オンラインでの治療を探し、現在日本にいらっしゃる先生とビデオ通話でERPセラピーを受診中。

ざっとですが、今の治療にたどり着くまでの経緯を書いてみました!

こうやってERPに取り組むのに時間はかかってしまったけど、今は毎日自分のペースで進められて、効果も実感できています。私のOCDは、Contamination, Pure-O, Checking, Harm, Scrupulosityと種類が多いので、考えるだけで圧倒されそうになることもありますが、少しずつ前に進んでいきたいと思っています。