OCD and Shame(強迫症と恥)
IOCDF(国際強迫症財団)の最近のTown Hallのテーマは、「強迫症と恥」という興味深いものでした。
まだ全部観られていないけど、一部共有します。
ちなみに、私も自分のOCDに対してものすごい恥を感じています。特に「モラルに関する強迫症」が強い私は、自分の症状について話すこと自体が恥で、この時の感情は本当に辛いです。
-Disclaimer-
※このブログで書いているOCD関連の記事は、私が読んだり聞いたりした情報を基に当事者としてまとめているだけなので、詳しいことは専門家の先生にお尋ねくださいね。
Guilt(罪悪感)とShame(恥)の違い
Guilt→ "external evaluation of our behavior"
- "This thing that I did was bad."「私がしたことは悪いことだ」
- 「自分がしたことは誰かを傷つけてしまったかもしれない」→修復したり、謝らないといけないと感じる。
- "Feel guilty for things that you have never done."(実際にしてないことに対しても、罪悪感を感じる)
Shame→ "internal direction of evaluation"
- "I am a bad person because of this."「○○のため、自分は悪い人間だ」
- 「この侵入思考が浮かぶ自分は、悪い人間に違いない」
OCDは"Shame Disorder"とも呼ばれているくらい、他の病気と比べても恥との結びつきが強い。なぜ恥を感じやすい?
- 思考をコントロールできないがために、「自分にはコントロールしたり止める能力がないのではないか?」「あえてそうしないようにしているんじゃないか?」と思ってしまう。→自分のことを "Failures"(失敗した人)と思い込んでしまう。
- OCDは、以前は "Secret Disorder"と言われていた。(アメリカでは)今はOCDは誰もが聞いたことのある病気になったが、昔はOCDに対しての正しい認識(知識)がなかったため、秘密にしている人が多かった。
恥が与える影響
- "isolation and withdrawal"(周りからの孤立)
- "self-evaluation"(自分を評価・批判する)
- 「自分は誰かと一緒にいられるほどの人間でない」「十分に良い人間でない」と思ってしまう。
- 嫌な感覚・考え・イメージなどが浮かぶと、"It can't be a part of me"(これは自分のはずがない)と思いたくなる。→ネガティブをポジティブ置き換えたり(neutralization)、物事を逆に行ったりするなどの、強迫行為になる。
覚えておきたいこと
- "OCD has nothing to do with your choice"(OCDは、あなたの意志でやっていることではない)
- OCDと"healthy relationship"を築く→「OCD=私」ではない。