ぱぐもんのOCD日記

強迫症(強迫性障害)と生きる30代女性のいろいろ

OCDがありながらの引っ越し

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引っ越して3週間が経った。

知り合いがほぼゼロのこの地で、生活のスタートを切るのは思っていたより大変だった。

着いてからは毎日アパート探し。朝起きてから夜寝るまで、ネットで空き情報を見つけては連絡を取って、それで見に行くアポを取る。車を買うまではバスを乗り継いで、時には1時間近く待つこともあった。

久しぶりに車がない生活を送ってみて、改めて車の有り難みを感じた。留学生の頃は、両手に重い買い物袋を何個も持って、バスに乗って移動していたことを思い出した。たまにこういう生活をすると、普段当たり前になっていることに感謝できるから、これはこれで良かった。

ただ、バスの中でも知らない人から声をかけられることに嫌気が差したり、席にお菓子の食べかすみたいなのが付いていて、席を選ぶのにも神経を使った。

アパートが無事に決まると、今度は必要な物の買い出し。車を買ってからは、家具を探しにIKEAなどのお店に通った。最初は道も全然分からないし、フリーウェイを運転するのも怖かった。

家具屋さんに行くと、カップルや家族連れて来ているお客さんがほとんど。そんな周りの姿を見て、「なんで私はいつも1人なんだろう」と、虚しくなることもあった。

OCDがありながらの引っ越し作業は、時間がかかる。健常者でも引っ越しは決して楽ではないと思うけど、OCDがあると更に時間もかかるし、毎日クタクタ。でも、1年前までは床に物を置くことも出来なかった私が、こうやって今では床に物を置いて掴むことが出来るんだから、それはこの引っ越しをするにあたって、本当に助かった。

家具の組み立てもこの前は人に手伝ってもらったけど、今日は工具を買ってきて自分でやってみることにした。

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(↑今では思いっきり床に物を置いている笑)

こういうのを1人でするのって心細かったりするし、やってみる前から自分には出来ないと思っていたけど、やってみたら意外と大丈夫だったりする。こうやって、少しずつ出来ることが増えていくのは嬉しいし、自信にも繋がる気がする。

落ち着くまでにはもう少し時間がかかりそうだけど、自分のペースで1つ1つクリアしていきたい。