曝露（エクスポージャー）が条件付きになってしまう時
ERPを始めて3ヶ月ちょっと、最近曝露が条件付きになってしまいます。
「条件付き」とはどういうことかと言うと・・・例えば、苦手なものに触るエクスポージャーをする時、触ることは出来るけど、自分の中でルールができてしまいます。
私が悩んでいる条件は、主に3つ。
- タイミング（曝露をするタイミングが決まっている）
- 場所（特定の位置や範囲）
- 量や頻度（どれくらい触っても良いか分からないと不安）
1. タイミング
苦手なものに触った後は手を洗わないし、自分が汚したくないものに「広げる」のですが、自分の中で「曝露をしても良いタイミング」というのができてしまいました。
逆に言うと、「曝露をしたくないタイミング」というのがあって、それは例えば車に乗る前や、洗濯している時、人に渡すものがある時。
加害恐怖があるので、外の世界（自分の家から外）に広げるのが怖いです。そして、洗濯している時は、「綺麗じゃない手」で自分の服を触るのに抵抗があるから。特に布製のものに広げるのが怖いので、「今は洗濯しているから曝露はしないでおこう」とタイミングの条件ができてしまいます。
2. 場所
苦手なものが例えば「床」の場合、今まで触ったことがある場所なら触れるのですが、その位置から少しずれたり、気づかなかった汚れを発見してしまうと、怖くなります。
1人で曝露をしていると「床に触る曝露」として、いつも同じところを触り、それが「私は曝露をできている！」という感覚を生むのですが、実際には決まったところに触るのには慣れたけど、他の場所になると出来なかったりします。
以前にも書きましたが、私の苦手なものの1つに「食べ物」があります。特に乳製品が苦手で（おそらく、牛乳やチーズが腐っているのを見てしまったのがきっかけ・・・）、最近バターに触る曝露をしました。だんだんバターに触るのには慣れてきましたが、牛乳に触るのは怖いです。バターも牛乳も成分なんて大して変わらないのに・・・自分でもおかしいなぁと思います。
3. 量や頻度
初めて触るものの場合、「どれくらい触っても良いのか」分からないため、先生に聞きたくなります。自分で判断が出来ないからです。
床に触る場合、「人差し指で触るのか、それとも手のひら全体なのか」とか、食品の場合、「バターに何回触っても良いのか」などです。例えば、3回指で触ったとしたら、3回触るのは出来るようになりますが、5回触ってしまうと「こんなに触って良かったんだろうか」と不安になります。そして、時に手を洗ってしまい、やり直しになります。
たぶん最初は「普通の感覚」が分からないので、聞いても良い気がしますが（OCD専門の先生だったら、巻き込みにならないように返してくれると思います）、自分で判断できるようになるのが今の私の課題です。現実的に考えて、毎回聞くことなんて出来ないし・・・
頻度に関しても、「毎日やっても良いのか？」など、どれくらいするべきか判断出来ないため、聞きたくなってしまいます。
それと、曝露をしている時に予想外のことが起こるのが苦手です。
この前も苦手なものに触った直後、人が歩いて来てしまって（しかもGood Morning!って声かけられて笑）、パニックになりました（もちろん挨拶返したけど、心の中では「なんで今？！泣」と逃げたくなりました）。でも、例えば地面が苦手な場合、日常生活で「地面に物を落としたと同時に人に声をかけられる」とかよくあることだと思うので、色んなシチュエーションで曝露をしていくのが大事なんだろうなぁと思いました。
と、こうやって書いていますが、これら数々の条件には最近悩まされています。
1人で曝露をしていると、条件を自然と作っていることにも気づかなかったりすると思います。私も「触れるようになった！」と思っていましたが、「じゃぁ、ここ触って！」と違うところを指定されたら、触れないかもしれません・・・
少しずつ、色んな場面で曝露ができるようになっていきたいです。
