宇多田ヒカルのDeep River
今日はOCDとは関係ない話(と思っていたけど、最後の方やっぱりOCDの話になりました)。
私は小学生の頃から宇多田ヒカルの大ファンで、通勤中も毎日彼女の曲を聴いている。
最近『One Last Kiss』がリリースされて、それも毎日何回も聴いているんだけど、今日は私のお気に入りの昔の曲について。
『DEEP RIVER』というアルバムに収録されている、表題曲の『Deep River』という曲。
このPVを観ていると、どこか昔懐かしい気持ちになる。そして、この曲の歌詞にも励まされることが多々ある。
私の好きな箇所は・・・
剣と剣がぶつかり合う音を
知る為に託された剣じゃないよ
そんな矛盾で誰を守れるの
どこでも受け入れられようと
しないでいいよ
自分らしさというツルギを皆授かった
時には流れを変えて
何も持たずに
与えられた名前とともに
全てを受け入れるなんてしなくていいよ
歌詞はコチラで確認できます。
この曲を19歳でリリースした宇多田ヒカルは、本当にすごいなぁと思う。
彼女の曲の多くが文学にインスパイアされていて、私は彼女の世界観を全て理解できていない。でも、彼女の曲は誰が聴いても心に響くものがあって、だからデビューして20年以上経った今も、多くの人から支持されているんだと思う。
私は、OCDを発症してからいつも孤独感があって、自分を受け入れられる場所を探していた。だけど、この曲を聴いていると「あぁ、どこでも受け入れられようとしなくていいんだな」とか「ありのままの自分でいいんだな」と思えたりする。
長年OCDと共に生きていると、OCDのことで日々頭の中がいっぱいで、「自分を変えないと」「このままじゃダメだ」と思ってしまうこともある。でも、この病気がありながらも、ありのままの自分を受け入れて、自分らしく生きていけたら良い。もう心が限界だったのに、長年助けを求められずにいた私が、治療を受けようと思えたのは、大きな一歩だった。
そして、歌詞にもあるように「時には流れを変えて 何も持たずに」生きてみてもいいんだなと思う。自分にプレッシャーを与えたり、他人の期待を背負ったりすることもなくね。
私はつい自分に厳しい言葉をかけたり、責めてしまうことがよくあるから、まずはそこからなんだろうなぁ。人から受け入れてもらえると嬉しかったり、安心したりするけれど、まずは自分で自分を受け入れてあげられるようになりたい。